【第2部】実家の空気が限界だった
── ニートの弟と“Wニート”と呼ばれた僕が決めた覚悟
地元を出る決意を後押ししたのは、実はもうひとつ理由がある。それは、家族との関係だった。
弟は完全なニート。その存在が家を変えていった
弟はスマホゲームにどっぷり浸かっていた。毎日、朝から晩までプレイして、目が疲れて真っ赤になっているのにやめない。兄としては心配だった。だけど、僕がどれだけ言っても響かない。「自分の世界で仲間がいるからいいじゃん」そんな言葉を返されたとき、兄としての役目を失ったような、胸を締めつけられる感覚を味わった。
僕自身も仕事が決まらず、「兄弟そろってプー太郎」の空気に
弟はニート。僕は仕事探しに苦戦し、家で作業する毎日。家族から見れば、“Wニート” に見えたはずだ。実家の空気が重くなるのを、肌で感じた。
両親の心配、ため息、会話の減少、家の中に漂う緊張感――僕はいたたまれなくなっていった。
実家にいる限り、自分まで腐っていく気がした
弟の姿を見ていると、まるで未来の自分を見ているようで怖かった。「このままじゃダメだ」「ここにいたら、挑戦しないまま終わる」「家族の心配も、僕が出たほうが軽くなる」そう思った瞬間、胸の奥で火がついた。
僕はついに決断した
「東京で人生をやり直す」逃げではない。挑戦するための出発だ。次の記事では、僕がどんな気持ちで、どんな物件を探し、どんなふうに東京生活へ飛び込んでいったか。ワクワクの「物件探し編」をお届けする。きっとあなたも、読んだら旅に出たくなる。
必要ならこの続きを 【第3部:物件探し編】 として書きます!
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